ある夜、ゾエは人身取引の被害者である子どもたちのグループを救出しました。そして、ゾエで世話をするために子どもたちを引き取る中、ゾエのお父さん、お母さん役であるスタッフが子どもたちに挨拶していきました。しかし、一人の少女は他の子どもとは少し違う様子でいました。彼女の名前はグラブです。彼女はひどく怒っていて、近づく人皆に叫び、怒鳴っていました。
彼女がゾエに来て1年の間、頻繁に、お父さんとお母さんと言い合いをし、兄妹たちとも喧嘩ばかりしていました。
このように反抗的だったグラブですが、少しずつ、確実に神様が彼女の心に働きかけていきました。そして10代初めの頃に、聖書の言葉、『私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。』(第一ヨハネ4章19節)を聞き、グラブは感情を抑えることができずに、「こんな愛があるなんて知らなかった。」と言って、その場で泣き崩れました。
そして数年後、ゾエの先生が子どもたちに将来の目標や夢について質問したところ、グラブは、かつての私のように捕らわれている子どもたちを助けたいという思いを伝えてくれました。危険な目に遭いながら、搾取され続けた生活を経験したにもかかわらず、グラブは本当の自由と回復を得て、他者の解放と自由のために闘いたいとまで思えるほど変えられていきました!
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